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トップリーダー1%に上りつめる平田流「ハーバードKS(ケネディスクール)」思考法 超一流論
 [スポーツ]

超一流論 トップリーダー1%に上りつめる平田流「ハーバードKS」思考法
 
平田竹男/著 桑田真澄/〔ほか述〕
出版社名:双葉社
出版年月:2018年5月
ISBNコード:978-4-575-31354-3
税込価格:1,620円
頁数・縦:333p・19cm
 
 
 「一流のアスリートを、社会における超一流のリーダーに育てたい」。
 そんな志のもと、早稲田大学大学院スポーツ科学研究科にある平田竹男研究室(通称:平田ゼミ)に、2006年、社会人修士課程1年制コースが開設された。1年間で、スポーツ・ビジネスに関する論文を書き上げるコースである。著名なアスリートや第一線で活躍する実業家などがその門をたたき、創設以来12期、130人の修了生を出した。
 そんななから、選りすぐりの11人の活動を紹介する。
 トップにまで上り詰めたアスリートは、単に身体能力が優れているだけではなく、問題意識、思考力にも抜きんでているんだな、ということを強く感じた。他人と違く景色を見てきた人は、視界の先にある山のその先まで見通せる、ということか。
 
【目次】
第1章 平田流ハーバードの教え
第2章 超一流育成メソッド
第3章 超一流が語る平田流ハーバードの成果
 桑田真澄(プロ野球選手 ≫ 野球指導者)
 平井伯昌(競泳日本代表コーチ ≫ 東洋大教授・水泳部監督)
 谷(佐藤)真海(パラリンピック陸上走り幅跳び日本代表 ≫ パラトライアスロン選手)
 朝日健太郎(ビーチバレー日本代表 ≫ 日本バレーボール協会理事)
 松下浩二(プロ卓球選手 ≫ 一般社団法人Tリーグ代表理事)
 伊東浩司(前・陸上男子100m走日本記録保持者 ≫ 前・日本陸上競技連盟強化委員会強化委員長)
 石山隆之(十文字高校サッカー部監督&一般社団法人十文字スポーツクラブ常務理事)
 小野寺裕司(株式会社LEOC代表取締役会長&横浜フリエスポーツクラブ代表取締役会長兼CEO)
 山下大悟(プロラグビー選手 ≫ 前・早稲田大学ラグビー蹴球部監督)
 タケ小山(プロゴルファー&ゴルフ解説者)
 原晋(青山学院大学陸上競技部長距離ブロック監督)
第4章 真の「超一流」とは
 
【著者】
平田 竹男 (ヒラタ タケオ)
 1960年生まれ。大阪府出身。ハーバード大学ジョン・F・ケネディスクール修了。早稲田大学大学院スポーツ科学研究科教授。東京オリンピック・パラリンピック競技大会推進本部事務局長。
 
【抜書】
●星槎大学(p61)
 宮澤保夫(第8期生)、1972年に横浜で鶴ヶ峰セミナーという塾を開校。発達障碍の人が対象。通信制スクール。必ずしも毎日登校しなくてもいい。
 その後、幼稚園から星槎大学、星槎大学院まである、星槎グループを作り上げた。
 星槎大学では、日本で唯一、通信制で体育教員の免許を取得できる。
 
●努力(p99、平井伯昌)
〔 私はそれまで「才能のない人ほど努力をしなければならない」と考えていました。ですが、水泳の才能のない人は人生の途中で競技から離れていきます。才能のある人ほど競技人生は長いわけで、つまり「才能のある人ほど努力を続けなければならない」のです。〕
 
●アスリートソサエティ(p147、朝日健太郎)
 一般社団法人。スポーツを社会的な価値に還元させる目的で、トップアスリート5人(現理事)が創設。
 理事:為末大(陸上)、朝原宣治(陸上)、松下浩二(卓球)、長塚智広(競輪)、朝日健太郎(バレーボール)。
 
●ビーチの日(p152、朝日健太郎)
 7月31日は「ビーチの日」。2017年2月、一般社団法人日本記念日協会に申請、認定された。
 「なみのいい日」という語呂に合わせて日にち決定。海の日(7月第3月曜日)と、山の日(8月11日)の中間日。
 NPO法人日本ビーチ文化振興協会(朝日健太郎理事長)……美しいビーチを作り、「はだしになれる場所」を日本の沿岸部に創出することで、老若男女にとって憩いの場を提供する「はだし文化の創造」を志す。「ビーチの日」制定に尽力。10年後には国民の休日となるよう、記念日としての確立を目指す。
 
●川の流れ(p181、松下浩二)
〔 「人生に流れる川のような自然の流れに逆らわない」
 これは、自分の中で大切にしている感覚です。あえて自然の流れに身を任せてみる。すると、その流れに乗った先も見えてきて、短期的未来の展望と長期的未来のビジョンが開けてきます。そこから、「今これをやった方がいいな」という瞬間的なひらめきが出てくるのです。〕
 
●学園型総合スポーツクラブ(p214、石山隆之)
 2012年5月、一般社団法人十文字スポーツクラブを創設。東京・巣鴨大塚エリアと、埼玉・新座エリアを拠点に活動。十文字FCというクラブチームを立ち上げる。
 十文字FCには、トップの「FC十文字VENTUS(ベントス)」から、「十文字学園女子大学」「十文字高等学校」「十文字中学校」「FC十文字VENTUS U-15」の5つのカテゴリーのチームがある。
 学校のクラブ活動と、地域のサッカークラブを融合。練習は、学校のグラウンド、施設が使える。
 大学、高校のクラブに所属していても、優秀な選手は、なでしこチャレンジリーグ(3部相当)に所属するVENTUSの試合に出られる。
 選手のセカンドキャリアとして、引退後、大学に社会人入学して、幼児教育学科、児童教育学科、人間福祉学科、食物営業学科などで学び、幼稚園教諭や管理栄養士、介護福祉士などの資格を捕ることもできる。
 十文字学園女子大学は、2016年4月に、元なでしこジャパン監督の佐々木則夫が副学長に就任。
 
(2018/8/12)KG
 
〈この本の詳細〉


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トライボロジーファン

 プラントメンテナンスにおけるラマン分光に対する久保田邦親博士のお考えは感銘しました。
by トライボロジーファン (2019-06-20 08:53) 

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