2049年「お金」消滅 貨幣なき世界の歩き方
[経済・ビジネス]
斉藤賢爾/著
出版社名:中央公論新社(中公新書ラクレ 672)
出版年月:2019年11月
ISBNコード:978-4-12-150672-6
税込価格:902円
頁数・縦:190p・18cm
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クリーンなエネルギーの地産地消、デジタル化、暗号化資産の普及、「欲望の二重の一致」のマッチング、等々によって、貨幣がこの世から消える、というお話。
お金が必要なくなるという細部の理屈がよく分からなかった。事程左様に単純に事が運ぶのだろうか。
【目次】
第1章 2019年、「お金」が消え始めた
いよいよ日本で始まった「キャッシュレス化」
キャッシュレス化の実態
ほか
第2章 2049年、「お金」消滅
西暦2049年―15歳(2034年生まれ)の女性の話
「お金」消滅のロードマップ
ほか
第3章 「お金」のない世界をどう生きるか
西暦2049年―45歳(2004年生まれ)の男性の話
「お金」は人生の目的ではない
ほか
第4章 「ニューエコノミー」に備えよ
西暦2049年―35歳(2014年生まれ)の女性の話
姿を現す「ニューエコノミー」
ほか
【著者】
斉藤 賢爾 (サイトウ ケンジ)
1964年、京都市生まれ。早稲田大学大学院経営管理研究科教授。そのほか一般社団法人ビヨンドブロックチェーン代表理事、一般社団法人アカデミーキャンプ代表理事など。大学卒業後、日立ソフトウェアエンジニアリング株式会社(現日立ソリューションズ)入社。93年、米コーネル大学大学院にて工学修士号(コンピュータサイエンス)取得。外資系ソフトウェア企業などに勤務した後、2000年より慶應義塾大学環境情報学部村井純研究室に在籍。06年、同大学院にてデジタル通貨の研究で博士号(政策・メディア)取得。長期にわたりデジタル通貨の研究に従事。
【抜書】
●RPA(p7)
Robotic Process Automation。
ソフトウェアロボットによる定型作業の自動化。
●85%(p86)
横浜市が行ったRPAの実験によると、場合によっては市役所の業務の90%以上、平均でも85%近くの作業が削減された。横浜市やNTTが発表した「RPAの有効性検証に関する共同実験報告書」。
徳島県庁でも同様の実験を行った結果、会計事務作業について軒並み90%以上の削減効果が見込めると、2019年に発表した。
(2020/8/13)KG
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