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本が語ること、語らせること
 [ 読書・出版・書店]

本が語ること、語らせること
 
青木海青子/著
出版社名:夕書房
出版年月:2022年5月
ISBNコード:978-4-909179-08-1
税込価格:1,870円
頁数・縦:180p・17cm
 
 奈良県東吉野村の山村で「人文系私設図書館ルチャ・リブロ」を営む、元大学図書館司書による人生相談&エッセー。
 夕書房note(https://note.com/sekishobo)に掲載した「司書席での対話」を大幅に加筆修正し、書下ろしエッセーを加えて構成。
 
【目次】
お元気でしたか
窓を待つ
司書席での対話1 コロナ禍でリアル会議、どうする?
「公」を作る
司書席での対話2 「婚活」を始めたけれど
謎のおかえし
待つのが好き
司書席での対話3 働かない夫となぜ暮らしているのか
自助を助ける
他者を知る仕組みとしての図書館
怪獣の名づけと
司書席での対話4 自分を語る言葉が見つからない
本が語ること、語らせること
本に助けられた話1 二冊の絵本
本に助けられた話2 「わたしは疲れてへとへとだ。一つの望みも残っていない」
司書席での対話5 「趣味」と言われて
蔵書構築の森
言葉の海に、潜る、浮かぶ
司書席での対話6 評価って何?
真っ暗闇を歩く
七転八倒踊り
司書席での対話7 最近、SNSが苦痛です
司書席での対話8 自分の考えを持ちたい
交差する図書館
図書館の扱う時間のはなし
本に助けられた話3 貸してもらった本
土着への一歩
 
【著者】
青木海青子 (アオキ ミアコ)
 1985年兵庫県生まれ。「人文系私設図書館ルチャ・リブロ」司書。図書館を営むかたわら刺?等によるアクセサリーや雑貨製作、イラスト制作を行う。
 
【抜書】
●謎のおかえし(p45)
〔 「人文系私設図書館ルチャ・リブロ」は、入場、貸出を無料で行っています。二〇一四年から毎週配信しているインターネットラジオ「オムライスラヂオ」も無償です。これらは自分たちが誰の依頼も受けず、放っておいても勝手にやる生活の一部で、あくまで生活の余剰を、おすそ分けしているだけだからです。だからからなのでしょうか、ときおり気のいいお客さんから、おすそ分けに対する「謎のおかえし」をいただくことがあります。「謎」とは不思議な言い方ですが、「こんな方面から、おかえしが」と面喰らうくらい、おかえしは多種多様です。きっとお客さんたち自身も、誰の依頼も受けず、放っておいても勝手にやるような生活の余剰を分けてくれているゆえの多様性なのでしょう。〕
 
(2022/11/28)NM
 
〈この本の詳細〉

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