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絵画は眼でなく脳で見る 神経科学による実験美術史
 [芸術]

絵画は眼でなく脳で見る――神経科学による実験美術史
 
小佐野重利/〔著〕
出版社名:みすず書房
出版年月:2022年4月
ISBNコード:978-4-622-09080-9
税込価格:5,280円
頁数・縦:155, 13p・22㎝
 
 「神経科学を基盤とした実験美術史(neuroscience-based experimental art history)の構築に向けての思考の軌跡」(p.152)を単行本にまとめたもの。さまざまな理論や科学技術を応用して美術(史)を解明していこうとする試みについて論じている。
 最終的には、神経科学を基盤とした「実験美術史」を提唱している。
 
【目次】
第1章 美術あるいは芸術家と科学の親密性
 どのような親密性があるのか
 科学画像の種類―歴史的変遷と根源的な課題
  ほか
第2章 美術史には科学画像リテラシーが必要か?
 二〇世紀における写真と美術の関係
 光学機器による科学的調査と美術作品の研究
第3章 ニューロサイエンスの観点から美術作品を見る
 一九九〇年代からクローズアップされた美術と脳の関係
 オーリャックの聖ジェロー像の眼のかがやき
  ほか
第4章 美術史はニューロサイエンスと協働できるか?
 ニューロサイエンス(神経科学)からの美術(美術史)へのアプローチ
 美術史家デイヴィッド・フリードバーグの神経科学者との協働
終章 実験美術史の試み
 科学的調査や分析化学を取り込んだ実験美術史の可能性
 ニューロサイエンスとともに歩む実験美術史の試み
 
【著者】
小佐野 重利 (オサノ シゲトシ)
 1951年生、東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退、同大大学院人文社会系研究科教授。研究科長・文学部長を経て退職、現在、東京大学名誉教授、同大特任教授。マルコ・ポーロ賞(1994)受賞、イタリア連帯の星騎士・騎士勲位章(2003)およびイタリア星騎士・コメンダトーレ勲位章(2009)を受章。アンブロジアーナ・アカデミー(ミラノ)会員。
 
(2023/9/14)NM
 
〈この本の詳細〉


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