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ホームラン・ボールを拾って売ったら二回課税されるのか 新しい「税」の教科書
 [経済・ビジネス]

ホームラン・ボールを拾って売ったら二回課税されるのか  
浅妻章如/著
出版社名:中央経済社
出版年月:2020年2月
ISBNコード:978-4-502-33171-8
税込価格:3,080円
頁数・縦:250p・21cm
 
 二重課税に中心に論じる、租税法の教科書。
 タイトルから類推して税に関するビジネス本、ノウハウ本の類かと思ったら、けっこう真面目な内容だった。
 
【目次】
第1章 ホームラン・ボールを拾って売ったら二回課税されるのか?
第2章 生命保険年金受給権に相続税を課すのに、さらに所得税も課すのか?
第3章 公平と中立性との違い
第4章 所得税があるのに相続税も課すのはおかしいのではないか?
第5章 家族を扶養したら、寄附金と同じように所得を分割できるのか?
第6章 “利子に課税しないほうが中立・公平である”という考え方は金持ち優遇とは別
第7章 資産課税も利子課税と同様の二重課税を含んでいる
第8章 法人所得課税と個人所得課税の二重課税を調整する方法はない
第9章 今年黒字なのに税金を納めない輩がいるのは、けしからん?
第10章 消費税(付加価値税)の納税義務者を規定しても負担者は分からない
第11章 外国で納めた税額について日本で二重課税を救済する
第12章 貧しい人に低価格で保育や教育を提供すべきか?
第13章 才能を測定できるなら才能に課税すべきか?
 
【著者】
浅妻 章如 (アサツマ アキユキ)
 立教大学法学部教授。1974年、神奈川県横浜市生まれ。横浜翠嵐高校卒、東京大学法学部卒、東京大学大学院法学政治学研究科博士課程(公法専攻)修了、博士(法学)。2004年、立教大学法学部講師。以後、助教授、准教授を経て現職。
 
【抜書】
●フランス三大発明(p182)
 革命、メートル法、付加価値税。
 付加価値税……取引高税のカスケイド効果(税の累積)をなくすべく、フランスの官僚が発明した。
 
(2020/8/17)KG
 
〈この本の詳細〉


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