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実践自分で調べる技術
 [社会・政治・時事]

実践 自分で調べる技術 (岩波新書)  
宮内泰介/著 上田昌文/著
出版社名:岩波書店(岩波新書 新赤版 1853)
出版年月:2020年10月
ISBNコード:978-4-00-431853-8
税込価格:968円
頁数・縦:272, 3p・18cm
 
 宮内泰介『自分で調べる技術――市民のための調査入門』(岩波アクティブ新書、2004年)の全面改訂版。主に、第1章~第3章、第5章を宮内が担当、第4章を上田が担当した。
 
【目次】
第1章 調べるということ
 調べよう
 調べることで、何をめざすのか
第2章 文献や資料を調べる
 文献・資料調査とは
 雑誌記事・論文を調べる
 本を探す
 新聞記事を調べる
 統計を調べる
 資料を探す
 書かれていることは真実か
第3章 フィールドワークをする
 なぜフィールドワークが必要か
 フィールドワークの多面的な意義
 誰に聞くのか?
 聞き取りの基本
 メモと録音
 聞いた話は正しいのか?
 観察する
 アンケート調査
 調査倫理
第4章 リスクを調べる
 なぜ自分でリスクを調べるのか
 課題設定と文献調査
 自分で測定する
 統計データを利用する
 リスクを推し量る
第5章 データ整理からアウトプットへ
 フォルダによる整理
 表やカードにしてデータと対話する
 KJ法によって体系化する
 アウトプットする
 共同で調べる
 
【著者】
宮内 泰介 (ミヤウチ タイスケ)
 北海道大学大学院文学研究院教授。博士(社会学)。専門は環境社会学。環境社会学元会長。NPO法人さっぽろ自由学校「遊」共同代表。
 
上田 昌文 (ウエダ アキフミ)
 NPO法人市民科学研究室代表理事。大学では生物学を専攻。2003-06年科学技術社会論学会の理事。2005-07年東京大学「科学技術インタープリター養成プログラム」特任教員。2010-18年に恵泉女学園大学において「市民と環境政策」を担当。2013-19年高木仁三郎市民科学基金・選考委員。
 
【抜書】
●アンケート(p133)
 巷間行われているアンケートの多くが、「もともとやる必要がないもの」「労力の割に結局何がわかったのかわからないもの」「結果の正確さに乏しいもの」「手法がそもそも間違っているもの」である。
 
●AI自動翻訳(p163)
 みらい翻訳 https://miraitranslate.com/
 
●標本調査(p196)
 総務省統計局「標本調査とは?」 http://www.stat.go.jp/teacher/survey.html
 
●交絡因子(p197)
 疫学調査において、調べたい曝露因子と疾病発症の両方に関係して影響を与えている可能性がある因子。
 
●IdeaFragment2(p294)
 KJ法をPC上で行うことのできるフリーソフト。
 
●高木仁三郎市民科学基金(p263)
 認定NPO法人。市民の視点に立った調査研究への助成を行っている。
 問題の解明や解決を目指す「市民科学」を幅広く公募。一般の市民からの寄付により運営。
 
(2020/12/29)KG
 
〈この本の詳細〉

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