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稼ぎ続ける力 「定年消滅」時代の新しい仕事論
 [経済・ビジネス]

稼ぎ続ける力 ~「定年消滅」時代の新しい仕事論~(小学館新書)
 
大前研一/著
出版社名:小学館(小学館新書 394)
出版年月 2021年4月
ISBNコード:978-4-09-825394-4
税込価格:880円
頁数・縦:206p・18cm
 
 日本では定年はどんどん延長され、70歳まで働かないと年金が出ない社会になろうとしている。定年退職したら悠々自適の年金暮らし、というのはもはや幻想にすぎない。
 そうであるならば、リタイアを念頭に会社勤めを続けるのではなく、65歳を過ぎてからも働いて稼ぎ続ける力を身につけたほうが、よっぽど有意義で楽しい人生が送れるのではないか。月に15万円を稼いで好きなことにお金を消費して元気に生きる。そんな生き方を推奨し、その方法を提案する。
 単行本『50代からの「稼ぐ力」』(2019年1月刊)に加筆・削除・修正を加えて新書化。
 
【目次】
第1章 近未来予測―2040年に「老後」は存在しない
第2章 思考改革―人生を「国任せ」にするな
第3章 実践編1―会社を実験台にして「稼ぐ力」を身につける
第4章 実践編2―“お金を生む”発想力を磨く
第5章 実践編3―稼げるビジネスはこれだ
第6章 終活編―稼いだお金は死ぬまでに使い果たそう
 
【著者】
大前 研一 (オオマエ ケンイチ)
 1943年福岡県生まれ。経営コンサルティング会社マッキンゼー・アンド・カンパニー・インク入社後、本社ディレクター、日本支社長、アジア太平洋地区会長を歴任し、94年に退社。現在、ビジネス・ブレークスルー(BBT)代表取締役会長、BBT大学学長。
 
【抜書】
●資産への課税(p56)
 所得税や法人税、相続税など既存の税金はすべて廃止し、預貯金や不動産などすべての資産に課税する「資産税」と、消費に応じて課税する「付加価値税」の二つにシフトすべき。
〔 もはや日本では人口が増えないので人口ボーナスもなくなり、高成長は望めない。長引くデフレの中で、昇進も昇給もなく、高齢化が進んで社会保障負担が増える一方だ。そういう国では、「流れているお金=フロー(収入)」に対して課税するのではなく、「貯まっているお金=ストック(資産)」に対して課税するほうが理にかなっている。〕
 
●マーケティング・オートメーション(p83)
 ITによってマーケティング業務を効率化する手法。
 マルケト(Marketo)……サイバー空間にいる多種多様な人々に対し、Webサイトの仕掛けで自社が提供している商品やサービスに興味を持ってもらい、サイトに来てくれた人に対してメールなどで営業活動を行い、購入や利用につなげるITツール。
 
(2022/3/12)NM
 
〈この本の詳細〉


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