SSブログ

野垂れ死に ある講談社・雑誌編集者の回想
 [ 読書・出版・書店]

野垂れ死に: ある講談社・雑誌編集者の回想
 
元木昌彦/著
出版社名:現代書館
出版年月:2020年4月
ISBNコード:978-4-7684-5878-5
税込価格:1,870円
頁数・縦:263p・19cm
 
 週刊誌の黄金時代(?)をハチャメチャに突っ走った編集者による、平成時代の回想録。
 夜の飲み会は会社持ち、「取材のときに使う食事代や酒代も天井はなかった」という、太っ腹な会社で幸せな時代を生きた編集者の交遊録でもある。アルコールを通じて多くの知人・友人のネットワークを築いていく姿が、先に逝った先輩や友人へのオマージュとともに描かれている。「酒に強い」ことが良い編集者になるための第一歩だと言われるが、まさにそれを地で行くようだ。
 にしても、この人の肝臓は大丈夫だろうかと、いささか心配にもなる。御年76歳?
 
【目次】
プロローグ 引っ込み思案だった高校時代とバーテンダー稼業
第1章 講談社の黄金時代
第2章 フライデー編集長「平時に乱を起こす」
第3章 週刊現代編集長「スクープのためなら塀の内側に落ちても」
第4章 ばら撒かれた怪文書と右翼の街宣、そして左遷
第5章 もしも、もう一度逢えるなら
エピローグ 愛すべき名物記者たちへの挽歌
 
【著者】
元木 昌彦 (モトキ マサヒコ)
 1945年新潟県生まれ。早稲田大学商学部卒。1970年講談社入社。「月刊現代」、「週刊現代」、「婦人倶楽部」を経て、1990年「FRIDAY」編集長。1992年から1997年まで「週刊現代」編集長・第一編集局長、1999年オンラインマガジン「Web現代」創刊編集長。2006年講談社を退社し、2007年「オーマイニュース日本版」編集長・代表取締役を経て、現在は出版プロデューサー。
 
(2021/12/16)NM
 
〈この本の詳細〉


nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。