アルゴリズムの時代 機械が決定する世界をどう生きるか
[コンピュータ・情報科学]
ハンナ・フライ/著 森嶋マリ/訳
出版社名:文藝春秋
出版年月:2021年8月
ISBNコード:978-4-16-391422-0
税込価格:1,870円
頁数・縦:294p・19cm
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IT化が進む現代社会を支配しているのはアルゴリズム?
様々な分野で幅を利かす「アルゴリズム」を詳述し、それでも人間は機会と共生できる、ヒトは機械をうまく利用しながら生きていくことができると説く。
【目次】
1章 影響力とアルゴリズム
2章 データとアルゴリズム
3章 正義とアルゴリズム
4章 医療とアルゴリズム
5章 車とアルゴリズム
6章 犯罪とアルゴリズム
7章 芸術とアルゴリズム
結論 機械とともに生きる時代に
【著者】
フライ,ハンナ (Fry, Hannah)
1984年、イギリス生まれ。ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン高等空間解析センター准教授、数学者。数理モデルで人間の行動パターンを解析する研究をおこない、政府、警察、健康分析企業、スーパーマーケットなどとも協力している。TEDトークで人気を集め、BBCやPBSのドキュメンタリーの司会も務める。アダム・ラザフォードとのBBCの科学ポッドキャスト『The Curious Cases of Rutherford & Fry』は人気長寿番組になっている。
森嶋 マリ (モリシマ マリ)
翻訳家。
【抜書】
●感度、特異度(p117)
乳がん検査アルゴリズムの場合、
感度……問題のある組織を見逃さず、はっきりと教えてくれること。見逃し。
特異度……正常な組織をがん細胞と間違えないこと。誤検知。
多くの場合、アルゴリズムの精度を上げるには、感度と特異度のどちらかを優先させなければならない。
●プレッドポル(p197)
予測警備。「プレディクティブ・ポリシング」の略。
(2022/1/28)NM
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