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酔人・田辺茂一伝
 [文芸]

酔人・田辺茂一伝 (中公文庫 た 56-3)
 
立川談志/著
出版社名:中央公論新社(中公文庫 た56-3)
出版年月 2021年10月
ISBNコード:978-4-12-207127-8
税込価格:968円
頁数・縦:295p・16㎝
 
 立川談志による、夜の田辺茂一伝。紀伊國屋書店創業者である。
 究極の言文一致体か、どうも読みづらい文章である。キャラが立ちすぎて、あんまり面白くない、いや、つまんない。
 
【目次】
短いプロローグ 現代、何故田辺茂一か
第1章 人生の師
第2章 芸人好き
第3章 文人づき合い
第4章 御大の艶話
長めのエピローグ 最期の捨て台詞
 
【著者】
立川 談志 (タテカワ ダンシ)
 1936年東京生まれ。52年、高校を中退して五代目柳家小さんに入門。芸名小よし、小ゑんを経て、63年に真打昇進、七代目立川談志を襲名。71年、参議院議員に当選、沖縄開発庁政務次官等を務める。83年、落語協会を脱退し、落語立川流を創設、家元となる。2011年没。
 
【抜書】
●ナゾかけ(p80)
〔 ちなみにいうと、このナゾかけ、私がクラブ、キャバレーの余興の仕事に使ったのが始まりで、正しくいうとリバイバル。昭和三十年頃の出来事であります。〕
〔 長々と書いたが、クラブやキャバレーでまともに喋ったって受けるものか。まして落語など演るもんじゃあない。ではどうする、どうする、どうしよう。始めたのが、このナゾかけと。長いなあ。〕(p87)
 ナゾかけを始めたのは、立川談志が最初らしい。
 
(2022/4/11)NM
 
〈この本の詳細〉

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