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青空に飛ぶ
 [文芸]

青空に飛ぶ (講談社文庫)
 
鴻上尚史/〔著〕
出版社名:講談社(講談社文庫 こ65-5)
出版年月:2019年8月
ISBNコード:978-4-06-516580-5
税込価格:814円
頁数・縦:349p・15cm
 
 陸軍特別攻撃隊の万朶隊〈ばんだたい〉のパイロットとして、9回特攻に出撃し、9回生還した佐々木友次元伍長と、学校でいじめにさらされる中学2年生の萩原友人。架空の人物の物語に実在の人物の伝記を織りこんだ小説である。
 伝記の部分は事実に基づいている。
 なお、出撃命令は9回出たが、実際に艦船を爆撃できたのは2回。敵の空襲に遭って離陸できなかったのが1回、爆撃機の整備不良で出撃できなかったのが2回、直掩隊の隊長の配慮で途中で引き返してきたのが1回あった。
 
【目次】
 
【著者】
鴻上 尚史 (コウカミ ショウジ)
 1958年8月2日、愛媛県生まれ。早稲田大学法学部卒業。作家・演出家・映画監督。大学在学中の’81年、劇団「第三舞台」を旗揚げする。’87年『朝日のような夕日をつれて’87』で紀伊國屋演劇賞団体賞、’94年『スナフキンの手紙』で岸田國士戯曲賞を受賞。2008年に旗揚げした「虚構の劇団」の旗揚げ三部作戯曲集「グローブ・ジャングル」では、第61回読売文学賞戯曲・シナリオ賞を受賞した。現在は「KOKAMI@network」と「虚構の劇団」を中心に幅広く活動中。
 
【抜書】
●九九式双発軽爆撃機(p70)
 略称九九双軽。長さ約13m、翼を含めた幅約17.5m。爆弾を入れる腹の部分が膨らんでおり、「金魚」「おたまじゃくし」とも称された、陸軍の爆撃機。定員4名。
 
(2023/4/1)NM
 
〈この本の詳細〉

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