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面白いことは上司に黙ってやれ 日本発の新ビジネスを生み出すには?
 [経済・ビジネス]

面白いことは上司に黙ってやれ*日本発の新ビジネスを生み出すには? (光文社新書)  
春日知昭/著
出版社名:光文社(光文社新書 1083)
出版年月:2020年8月
ISBNコード:978-4-334-04490-9
税込価格:880円
頁数・縦:234p・18cm
 
 タイトルから、いわゆるノウハウ的ビジネス書かと思ったが、やや異なる。「上司に黙って」面白いことをやるノウハウや、その理由などはあまり詳しく載っていない。
 むしろ、著者によるロボット・ビジネスに関する熱い想いや、これまでの経験、起業するさいの心構え、ソニーへの賞賛(彼が在籍した当時の)などが語られている。そういう観点からすると、羊頭狗肉気味であるが、たしかにビジネス書ではある。
 
【目次】
序章 転職、ソニーからの独立
第1章 会社を作ってはみたものの
第2章 初のロボット開発
第3章 ビジネスと縁、そしてお金の話
第4章 共に悩み、笑い、泣いてくれるロボットは可能か?
第5章 木を見て、森も見る
第6章 ビジネス・スピリットの創造
 
【著者】
春日 知昭 (カスガ トモアキ)
 1956年、東京都三鷹市生まれ。早稲田大学理工学部電子通信学科卒業。79年、東芝に入社。府中工場にて発電制御システム部に所属。マイコンを使った原子力発電所の制御機器を多数設計。GE社との共同開発も行う。85年、ソニーに転職。UNIXワークステーション“NEWS”、VAIOのデスクトップ機種などの設計課長、AIBO技術管理室長。2001年にソニーを退職し、スピーシーズ株式会社を設立。オリジナルのロボット開発を行う。二足歩行ロボットを、大学を中心に二〇〇台以上販売。ロボットによる表現や感情移入を追求するため、モーション・フィギュアの開発に取り組む。取得特許多数。
 
【抜書】
●ロボットとアニメ(p130)
〔 ロボットをビジネスとして成功させるには、ロボット技術とアニメやフィギュアなどのキャラクター・ビジネスとの融合が必須なのだ。今でも僕はロボット・ビジネスの生きる道はそこしかないと信じている。そのためにはスリムで美しい外観が必要だ。
 そしてついに! 2014年「モーション・フィギュア・システム」のアイデアを思いついた。〕
 
●ビジネス・スピリット(p225)
 ビジネス・スピリットは、ビジネス・モデルとは異なる。
 ビジネス・スピリットとは、会社などの組織がどうビジネスに取り組むべきかの根本となる「ビジネスの哲学」をシンプルに表現したもの。
 その組織がビジネスを成り立たせるための一番基本となる考え方、手法や分野を定義したもの。ビジネスを軌道に乗せるための魂(原動力)。
 
(2020/10/17)KG
 
〈この本の詳細〉


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