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東京の謎(ミステリー) この街をつくった先駆者たち
 [歴史・地理・民俗]

東京の謎(ミステリー) この街をつくった先駆者たち (文春新書 1328)
 
門井慶喜/著
出版社名:文藝春秋
出版年月:2021年9月
ISBNコード:978-4-16-661328-1
税込価格:935円
頁数・縦:254p・18cm
 
 独自の東京論21編を収録。東京の見方に新たな視点を加えてくれる1冊となっている。
 「この東京(まち)のかたち」(文藝春秋digital連載)2019年11月8日~2020年12月18日の記事に、書下ろし2編(第4回、第12回)を加えた。
 
【目次】
はじめに なぜ東京を「とうきょう」と読んではいけないのか
第1章 東京以前
 第1回 なぜ源頼朝は橋のない隅田川を渡ったのか
 第2回 なぜ大久保長安は青梅の山を掘ったのか
 第3回 なぜ麹町は地図の聖地になったのか
 第4回 なぜ浅草は東京の奈良なのか
 第5回 なぜ勝海舟はあっさり江戸城を明け渡したのか
第2章 東京誕生(明治以後)
 第6回 なぜ銀座は一時ベッドタウンになったのか
 第7回 なぜ三菱・岩崎弥太郎は巣鴨を買ったのか
 第8回 なぜ早矢仕有的は丸善を日本橋に開いたのか
 第9回 なぜヱビスビールは目黒だったのか
 第10回 なぜ「東京駅」は大正時代まで反対されたのか
 第11回 なぜ野間清治は講談社を音羽に移したのか
第3章 関東大震災
 第12回 なぜ後藤新平は震災復興に失敗したのか
 第13回 なぜ日比谷は一等地の便利屋なのか
 第14回 なぜ新宿に紀伊國屋書店があるのか
 第15回 なぜ五島慶太は別荘地・渋谷に目をつけたのか
 第16回 なぜ堤康次郎は西武池袋線を買ったのか
 第17回 なぜ羽田に空港があるのか
第4章 戦後
 第18回 なぜトットちゃんには自由が丘がぴったりだったのか
 第19回 なぜ寅さんは葛飾柴又に帰ってきたのか
 第20回 なぜピカチュウは町田で生まれたのか
 第21回 なぜ代々木の新国立競技場は案外おとなしいのか
むすび なぜ江戸は首都になったのか
 
【著者】
門井 慶喜 (カドイ ヨシノブ)
 1971年群馬県生まれ。2003年「キッドナッパーズ」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。16年『マジカル・ヒストリー・ツアー』で日本推理作家協会賞(評論その他の部門)を受賞。18年『銀河鉄道の父』で直木賞を受賞。
 
【抜書】
●三業地(p182)
 芸妓の置屋、貸座敷、料理屋が揃った街。つまり色町。
 このうち、貸座敷のない街を「二業地」という。
 
(2022/1/3)NM
 
〈この本の詳細〉


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